不織布などの生産では、各種の柄ごとに高価なエンボスロールが必要となります。このような設備コストを抑えるために開発されたのが「スリーブジャケットロール」です。品種切り替え時に、エンボスロールを丸ごと交換するのではなく、ロールの外筒(スリーブ)だけを交換できるという画期的な製品です。このスリーブロールと各種のエンボススリーブを導入することで設備コストは確実に低減。素材の多品種生産と生産効率化に貢献します。
スリーブジャケットロールの構造
スリーブジャケットロールの特徴

優れたコストパフォーマンス
スリーブロールは従来のロール外筒固定型ジャケットロールに比べ交換用架台等を含むため、単品価格は若干高価になります。しかし、従来のジャケットロール3本と、スリーブロール1本+スペア用スリーブ2本の比較では後者の方が安くなり、スペアの本数が多いほどコストメリットは大きくなります。
スピーディーな交換作業
エンボススリーブの交換は、交換用架台の上にスリーブロールをセットし、スリーブ部を載せた台車をスライドさせてコイル部を抜き取り、スペアのスリーブを差し替えるだけ。スリーブ自体の交換は約1時間とスピーディーです。
主な用途先
- 不織布エンボスカレンダー